現在、(8月18日時点)PAM00088のボトム価格は49万5700円となっており、かなり回復したとも取れる動きとなっています。
ちなみに、現在のボトム価格は50万円になかなか近い水準ですし、この個体以外はすでに50万円台となっています。
そのため、88番は2017年以前の水準に戻りつつあるように感じてしまいます。
けれども、2016年3月における88番は約56万円という水準だったため、“50万円台に達した”というだけでは、2016年3月水準にまで回復したとはいえないのです。
2016年3月頃まで、88番という存在は中古が50万円台半ばという水準という印象が強かった時計ですが、2016年5月頃から安い個体が出現するようになり、2018年5月にいたっては、ボトム価格が41万円という水準になってしまったのです。
また、2018年5月の時点では、40万円台の個体がいくつもあった状況です。
それが、8月の今となってはボトム価格49万円台となり、さらに40万円台の個体も現在これのみという状況となっています。
5月と8月の間において、パネライにそれほど大きなニュースはなかったかと思いますが、そのようなタイミングでなぜか値動きしています。ただ、それは以前の値下がり現象にもいえることであり、他の時計が値上がりするなかで不思議と88番だけ値下がりとなっていました。
よって、2018年における88番の値動きは、不思議なタイミングで値下がりとも値上がりともなるという表現になります。
この88番という存在は、今後も上昇傾向となるのか、それとも再度40万円台の個体が出現するのかはわかりませんが、ここのところ価格変動が目立っているということは確かといえるでしょう。
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