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値下がり傾向を脱したといえる状況、ランゲ1 101.021

200万円台を回復した際、約205万円という個体があったのですが、それはすでに売れてしまっています。

そして、現在におけるボトム価格は約218万円という水準であり、210万円台となっているのです。

ですから、ランゲ1は回復傾向にあると表現できるかと思います。

ただ、回復傾向といってもかつて近い価格帯にあったパテックフィリップとは大きな差があるというのは否めません。

近ごろ、ランゲ1の存在感はかつてほどパテックフィリップのライバルという感覚は薄まってきたように思います。

パテックフィリップの場合、フォーマルなモデルでも若い人から憧れられたりする様子を目にしたり、海外のインスタグラムでも良く投稿されている姿を見ます。

しかし、ランゲ1はそういったことを目にすることはほぼありません。

時計マニアからは支持の高いランゲ1ですが、その評価がマニア以外からはどのようなものであるのかが気になるところだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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