5桁時代までのサブマリーナにはWGモデルはありませんでしたが、2008年に初のWGモデルとなる116619LBがデビューしました。
サブマリーナの6桁世代は2010年前後にデビューした傾向がありますが、この116619LBがその最初となった様子。
WG、青文字盤、青ベゼルというサブマリーナはそれまでにない配色で、まさに新しいモデルと感じます。
そのため、デビュー直後から大いに注目され、“新しく高い”という印象。当時のサブマリーナのラインナップではWGが最も高く、フラッグシップモデルという感覚がありました。
しかし、そんなWGのサブマリーナは2016年の段階で、YGよりWGのほうが安いという現象となっているのです。
2011年の新品実勢価格ではYGよりWGのほうが10万円以上も高かったのが、2016年においては中古だとYGのほうが7万円高い様子となっています。
WGはYGより定価が高い傾向がありますが、かつては中古においてもWGの人気は高く、YGより相場が高いという傾向がありました。
特に2000年代においては、YGの“金色”は派手だと思われあまり人気がなく、ステンレスと同じ色合いなのに高級というWGの人気が高かったのです。
それが2010年代中盤からはYGの人気が高まり、逆にWGの人気はなくなりました。
デイトナでも116509より116528のほうが高いという傾向がありますし、パテックフィリップのコンプリケーションモデルでもWGが安いということが目立ちます。
ただそういったWGよりYGが高いというモデルの場合、プラチナモデルが用意されている傾向があるため、WGの特徴が弱まってしまうということから人気が高くないという可能性もあります。
それに対してサブマリーナにはプラチナモデルは存在しませんし、116619LBというモデルはこれ唯一の配色であり、WG人気が低い今でも目立つ存在だと思います。
そんな116619LBは2017年12月と比較して、2018年8月の現在では約21万円の値動きとなっており、きちんと上昇している様子です。
そのため、YGより高い傾向となっているのかと思うのですが、実はそうではありません。
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ロレックスサブマリーナ116619LBの価格比較
時計名 | 状態 | 2017年12月の安値(楽天) | 期間 | 2018年8月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス サブマリーナ 116619LB |
中古 | ¥2,667,550 | 0年 8ヶ月 |
¥2,884,000 | 216,450 | 108.11% |