2001年当時のヴァンテアンオートスカフの新品実勢価格は約21万円。ブルガリアルミニウムが15万円ほどだったので、ヴァンテアンのほうが高い価格帯に位置していました。
そして、その時代においてオメガの新品実勢価格は、スピードマスタープロフェッショナル(3570.50)ですら約17万円という水準。シーマスタープロフェッショナル(2531.80)に至っては約14万円という水準だったのです。
ですから、宝飾カジュアルはオメガに近い価格帯といっても、オメガの上級モデルより高かったのです。
しかし、今となってはスピードマスタープロフェッショナルは30万円台、シーマスタープロフェッショナルは16万円台となっており、オートスカフより高い中古相場となっています。(いずれもABランク以上の水準)
ヴァンテアンには、クロノグラフと3針がありますが、クロノグラフはクオーツ、3針は自動巻となっています。
このようなラインナップは、カルティエの他のモデルやブルガリなど宝飾系に多い傾向がありますが、クオーツのクロノグラフより自動巻3針のほうが高くなる傾向のほうが多数派という印象があります。
ただ、ヴァンテアンについては、ずいぶん前からクオーツのクロノグラフのほうが高いという傾向があり、それが今でも変わっていない模様です。
ちなみに、クロノグラフのほうは2017年の段階で10万円を切っており、3針と同じような水準となっていました。それは2018年でも同様だったのですが、現在は10万円以下では購入できない様子です。
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