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2000年世代デイトナの値動きが活発な様子、ロレックス116520

116520の値動きは、まさに塵も積もれば山となるといったところで、1ヶ月単位だと5万円前後でも、半年単位だと約26万円という値動きになっているのが興味深いといえます。

2018年は、この116520を始めとしてこの世代のデイトナの多くが値動きしており、いずれも2017年と比較して数十万円単位の上昇となっています。

2017年の段階で、すでに高くなったという印象があるため、それ以上は値動きしないのではと思われた方もいるかもしれません。

まして2018年は先のようにトランプ政権誕生といった大きなニュースがないため、なおさらそういった印象が強くなるかもしれません。

しかし、これらデイトナなど2017年と比較してしっかり値動きしている時計が多々あるのです。

その時の常識では理解しづらくても、後々見ると理解可能なことは多々あります。

ノーチラス3710の場合、かつては新品が90万円程度で購入可能だったため、200万円でも高いという印象があり、それ以上の値上がりはないと思った方もいるでしょう。しかし、そのノーチラスは今や500万円台となっており、今の認識からすると200万円台は半額以下であるため「安かった」と感じます。

2017年のように「高くなった」と感じた時期よりも、更に高くなった2018年の事例は、勉強になる事柄の1つだといえるかと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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