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2018年10月19日更新

絶妙なバランスが美しいが、パシャ42mm W31072M7

このパシャ42mm、2017年の30万円台後半から、1年少しの期間で値上がりしているため、優秀さを感じることができると思いますが、実はそれ以前の水準を考慮するとそこまで優秀とはいえません。

このW31072M7は、10年前である2008年10月において45万円という水準だったのですが、その時期はリーマンショック直後の時代

当時は、ロレックスを始めとするの数多くのモデルが値下がりしており、全体的に安い水準となっていました。ちなみに、当時において45万円という予算では、5桁スポーツロレックスのステンレスだとデイトナ以外、コンビだとサブマリーナやGMTマスター2などが購入可能であり、時期によってはヨットマスターロレジウムも狙えたといえます。

ですから、その時期の45万円という水準を考慮すると、今の約43万円という水準は、優秀という印象が無いように感じるのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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