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2018年10月20日更新

革命児のような存在、ロレックスデイトナ116506A

デイトナといえば、高いという印象がありますが、その「高い」と感じる価格帯は年々上がっているといえます。

2000年頃の段階では、当時プレミア価格状態だった16520黒文字盤の100万円以上という新品実勢価格が「高い」と感じたかと思いますが、その基準は4年後に更新されることになるでしょう。

2004年に登場したデイトナといえば、初のWGブレスレットモデルである116509ですが、当時はより高いデイトナとして高い注目度を集めていた状況。その116509の当時の新品実勢価格は300万円程度という水準だったため、「高いデイトナ」の価格帯は3倍になったといえます。

116509といえば、今では同年式のYGモデルである116528より安いという状況となっており、かつて程の人気が感じられない状況ですが、そうなったことに対して影響を与えた可能性があるモデルこそ、次に挙げるあの存在だといえます。

その存在こそ、今まさに「高いデイトナ」の代名詞的存在となっている、プラチナデイトナ116506A116506は初のプラチナデイトナかつ、アイスブルー文字盤として2013年に登場しましたが、翌年2014年に登場した116506Aのほうが高い注目度となっている傾向があるといえます。

インダイヤルのフチ部分が116506だと黒なのに対し、116506Aだとアイスブルー仕様となる点。また、ダイヤモンドがバケットタイプである点などが、注目される理由だといえるでしょう。

さて、そんな116506Aという存在は、2015年10月において、新品実勢価格が728万円(3社平均)という水準。

2000年頃に「高い」という水準が100万円台だったのが、2004年には300万円台となり、2015年にはついに700万円台に達しているということが分かります。

かつて「700万円台」の時計という存在は、お店で売られているというよりも、海外のオークション会場であるとか、デパートのお得意様専用というような印象もあったかと思います。

しかし、今となっては、憧れられる「高い時計」の価格帯としてこの116506A700万円台となっており、実際、憧れられるような有名人もこの116506Aを着けている様子があります。

さて、そんな116506Aという存在ですが、このように700万円台という水準に達しているため、有名モデルでありながら「自分には関係ない」と思ってしまっている方も多々いらっしゃるかと思います。

700万円台という水準ですから、そのような価格で買うのは『値下がりしても気にしないお金持ち』という印象があるのは仕方がないといえるでしょう。

けれども、そんな116506Aは、なんと3年前の新品実勢価格より、現在の中古のほうが高いのです。そして、その値上がりした額はなんと70万円台という水準です。

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ロレックスデイトナ116506Aの価格比較

時計名 状態 2015年10月の新品実勢価格(3社平均) 期間 2018年10月の中古安値(楽天) 変動した額 残存価額
ロレックス
デイトナ
116506A
新品 ¥7,280,000 3年
0ヶ月
¥8,037,600 757,600 110.41%
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