このGMTマスター2の116710LNは、2016年9月に65万円という水準で、最も買いやすいセラミックベゼルモデルという存在でした。
そのため、比較的安く買えるという印象にもなってしまいますが、それから約2年経った今となっては、約91万円という水準に変化。
実に、2年2ヶ月の間で26万8000円の値動きとなっているのです。
ちなみに、同じGMTマスター2でも116710BLNRのほうは、2016年から2018年にかけて、2年で約41万円という値動き。
BLNRと比較すると値動きは弱いとも感じるかもしれませんが、黒青ほど注目されていない黒ベゼルでも、BLNRに対してなかなか悪くない値動きをしているかと思います。
よって、116710LNというモデルは、あまり注目されない傾向がありますが、「相対的に安く買えて、意外に値動きした」という穴場的な存在だったともいえるでしょう。
ちなみに、文字盤上の「GMT-MASTER II」の表記が緑フォントなのは、黒ベゼルのみとなっており、見方によっては「赤サブ」のようなレア感といえるかもしれません。
同じ黒ベゼルのサブマリーナの場合、全て白文字となっており、オーソドックスな印象である一方、GMTマスター2のほうは緑文字となっているのは、いつの日か「特別感」という評価になっても不思議ではないかと思います。
|