2017年といえば、ノーチラスの5711/1A青文字盤が目立って値動きし始めた年ですが、9月の時点ではこの5369G-011と同水準となっていました。
それまで、5396G-011はノーチラス5711/1A-010などと比較して高い価格帯となっていたため、ノーチラスがこの年次カレンダーと同じ価格帯というのは「驚き」だったのです。
しかし、その後もノーチラスの値動きは止まらず、2017年11月の時点では400万円台、2018年5月の時点では500万円台にまで上昇。
年次カレンダーの5396G-011とは比較できないほど、ノーチラスは“高い”価格帯に変化してしまったのです。
また、ノーチラスが値上がりする一方で、この5396G-011はここ1年において値下がり傾向となっています。
今年、2018年には、1930年代のデザインが採用されたカラトラバ5296Gが上昇していますが、この年次カレンダーに関しても以前ほど「-001」と「-011」との価格差はない状況だといえます。
1年少し前までは、「新しく」「人気で」「高い」パテックフィリップの代名詞的存在だったこの年次カレンダー5396G-011ですが、2018年の今となってはそういった印象は薄れているといえるかもしれません。
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