腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
2018年11月23日更新

IWCとしては目立った値動き、アクアタイマーGST IW353601

2017年7月の記事で、アクアタイマーオーシャン2000マイナス10万円程度が妥当という表現をしましたが、現在の水準は、ちょうどオーシャン2000より10万円程度安い状況となっています。

ちなみに、オーシャン2000の相場は、2017年7月と現在とではあまり変わっていない印象です。

アクアタイマーGSTの2017年7月の水準は、2009年8月と価格差がほぼない状況で、その価格差はマイナス2700円という状況だったのです。

2009年といえばロレックスをはじめとして、多くの時計が安かった時代ですが、その時期からほぼ変わっていなかったといえます。

ただし、このような現象は多くのIWCで見られるため、「値下がり」も「値上がり」もしないという状況はIWCとしては珍しくありません。

そういった点を考慮しても、2017年におけるアクアタイマーGSTは安かったといえるため、今の水準は違和感がないといえます。

ただ、1年4ヶ月の期間で10万円以上という値動きは、IWCとしてはかなり珍しく、このアクアタイマーGSTというモデルは、最近IWCにおいて最も目立った値動きとなったといえるかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -