腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

ラージの評価は変化した、オーバーシーズ42042/423A

ラージの第1世代オーバーシーズが値下がり傾向となった2018年ですが、これまでオーバーシーズ全体としては値上がりが目立っていたように感じ、特に夏頃にはそういった傾向が強かったように思います。

第二世代の3針モデルは、目立った値動きとなっており、現在でも下落傾向となっていない様子ですし、デュアルタイムなども値上がりしています。

そのような状況で、2017年3月時点で高い価格序列となっていた第一世代のラージ自動巻が値下がりとなるのは興味深い様子だといえます。

また、この記事の個体は白文字盤ですが、黒文字盤の個体も約70万円となっています。

ミディアムの自動巻は2017年に50万円台だったのが、2018年現在では60万円台という水準。ミディアムが上昇傾向の一方で、ラージが値下がりしたことにより、ミディアムとラージの価格差はかなり狭まった状態となっています。

この数年、ラージのオーバーシーズは、数が少なく、ミディアムよりもそこそこ高いという印象があったのですが、それが異なる状況となっているのは、久々の変化だといえます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -