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目立った上昇傾向、デイトナ16518白文字盤

16518は、2017年7月まで148万円という水準で、デイトナの中であまり注目されていない存在といえる状況でした。

それが、2018年2月には約170万円という水準に達し、約半年で22万円ほどの値動きとなったのです。

そして、その後も16518は値動きし、10月には約178万円、この12月では約189万円となったのです。

もともと、16518デイトナとしては評価されていなかった傾向ですが、これは目立たなかったからだと思います。

例えば、116518世代でもそうであるように、革ベルトデイトナはあまり目立った値動きをしない印象です。

そして、116518世代よりさらに1つ古い16518は、さらに地味という印象で注目度が低かったのでしょう。

しかし、この16518は、先のように特徴的な要素があるモデルかつ、エルプリ搭載でもあるのです。

ですから、一見するとその面白さが分かりづらくても、要素を紐解くと良さが分かるモデルだといえます。

そして、2018年には数ヶ月単位で10万円以上の値動きをするなど、評価されている様子となっているため、以前よりも注目する人が増えたといえる状況です。

ただし、このモデルは、2010年前後という時代において、16520より「やや高い」という価格帯に位置してました。

その頃の価格序列を考慮すると、今の水準でも、まだ優秀とはいえない側面もあります。

そのため、優秀さと優秀でないという点の両方をこの16518の今の様子から見ることができると思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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