ピアジェのアップストリームという存在は、2019年の今、知る人は少ないかもしれません。
その理由こそ、2016年にデビューした「ポロS」という存在のキャラクターがこれと似ているためであると思うのですが、「ポロS」は従来のポロをカジュアルにしたという点で、アップストリームの後継モデルともいえます。
ピアジェは、2016年以降その「ポロS」を大々的に売り出しているわけですが、それは従来高級モデルだったポロのイメージをぼんやりとしてしまうという効果になってしまっているように感じます。
「S」が付いても「ポロ」であるため、キャラクターがはっきりとせず、どの時計のライバルなのかも分かりづらいといえます。
ちなみに、筆者がピアジェの店員さんに「アップストリーム」という単語を出したら、「なんですかそれは?」と言われたことがあります。
ということで、このアップストリームは、どうやらその存在自体があまり認識されていない様子があるのですが、様々な観点から、30万円台という価格帯において、時計自体の内容や定価からすると、今最もお得感の強い存在だと感じます。
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