が付きます。14060も14060Mも相場の乖離はあまりなく、どちらも似たような値段です。
2007年ごろまでスポロレの価格は安い順にGMTマスター⇒サブマリーナノンデイト⇒サブマリーナデイト⇒エクスプローラという感じでした。
GMTマスターは2007年に5桁リファレンスのモデルが生産中止になったことにより価格が高騰。その他のロレックスがリーマンショックで安くなる中、GMTマスターだけは高価格をキープしたままでした。
2010年とか2011年において、サブマリーナノンデイトは25万円以下で買えるのは当たり前。その頃、青赤ベゼルのGMTマスターは40万円近くもしたのです。
2010年にサブマリーナデイト16610が生産中止となり新型116610LNとなった際、サブマリーナはGMTマスターのように価格高騰することはありませんでした。
“デイト”のほうがモデルチェンジしても、こちらの“ノンデイト”のほうは2012年までモデルチェンジ無し。そして、2012年にノンデイトが114060となった後、サブマリーナはやっとじわじわと値上がりしたのです。
で、このサブマリーナノンデイト(14060)。今でもサブマリーナの中で一番安いモデルです。
でも、今となっては三雲スポーツモデルの「オーバーシーズ」と対抗できるほどの価格、約50万円前後となっています。かつて23万円程度でも購入できたこの時計がです。
確かに、腕時計投資的には全く珍しい現象ではありませんが、長らく高値でなかった14060がエクスプローラよりも高く、デイトの16610がGMTマスターよりも高くなった、という相場序列の変化はとってもびっくりするものがあります。
5513とかもそうですが、サブマリーナのノンデイトモデルってカッコいいと思います。しかし、これだけ値上がりをしてしまった今、手を出す勇気はあまりありません。しかし、一度「高いな」と思っても、その時の水準を遥かに上回るほど高くなるのがロレックス。ノンデイト14060、今後どのような相場になるか興味深いです。
|