腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
2019年1月19日更新

時代が変わったと感じる価格帯、デイトナ116506

この116506という存在は、初のプラチナデイトナとして2013年にデビュー。

プラチナケースは、それまでスポーツモデルには存在せず、デイデイトがメインという印象がありました。

また、プラチナといえばアイスブルー文字盤という専用カラーがありますが、デイデイトのアイスブルー文字盤は、特に目立っていたように感じます。

そのように、最高級であるプラチナという素材と、それ専用であるアイスブルー文字盤が、大人気のデイトナというモデルに組み合わされるというのは、まさに夢のような組み合わせだといえるわけですが、その相場は多くの人にとって「関係ない」と思われる水準だともいえたのです。

ですから、いくら夢のような組み合わせでも大きな値動きはしづらいと思ったのですが、ところがどっこい、2017年以降は目立った値動きをしており、この約1年という期間でも100万円以上の値動きとなっているのです。

また、2016年12月の約561万円という水準と比較すると、約2年で約211万円もの値上がりとなっているため、ものすごい値動きをしたということになります。

このプラチナデイトナから感じるのは、まさに時代が変わったということだと思います。

今や、多くの人にとって関係あると思われる「高い腕時計」の金額は、700万円台という水準になったのだということが、このデイトナから感じるのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -