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800万円台後半という水準、ノーチラス5980/1A-019

5980/1Aは文字盤色を問わず急激に値上がりの模様ですが、その理由として大きいのは生産終了という要素だと思います。

ただ、5980/1Aが生産終了といっても、コンビモデルの5980/1ARは現行モデルとしてラインナップされていますし、ステンレスに関しても事実上の後継モデルといえる5990/1Aという存在があります。

それでも、5980/1Aがこれほどまでに値動きするのは、やはり世界中でこれを欲しいと思う人が多いのでしょう。

デイトナがそうであるように、ステンレスクロノグラフという要素は人気が高い傾向がありますが、ノーチラスの場合、プラチナデイトナすらを大きく上回る値動きかつ、1000万円近い高価格帯となっている点が「凄い」という感想になります。

プラチナデイトナの記事でもお伝えしましたが、値動きする高価格帯という水準は、年々高まっていると感じます。

かつてのそれは、100万円台だったのが、その後300万円台となり、今では1000万円近くにまでなっているというのが、このノーチラスの事例から感じ取ることができるのではないでしょうか。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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