このH0970は先のように、相場全体が高い時には高く、安いときには安いという値動きとなっていた時期が多かったといえます。
しかし、多くの腕時計の値上がりが目立っている今において、このH0970は2010年並の水準にまで下落しているのです。
近頃、多くの腕時計が目立って値上がりしている一方で、逆に2010年頃より安くなっている存在は、このJ12に限られるわけではありません。
それに該当するといえるのが、フランクミュラーのカサブランカなどであるのですが、かつて人気の高かったブレスレットモデルはかつて30万円台で購入できるといった状況は稀だったのに対し、今では30万円台前半で買える状況となっていますし、20万円台後半という個体も目にします。
このH0970といい、2003年頃という時代において、とても人気の高かった存在が、今あまり注目されていない時代なのかもしれません。
かつて人気の高かったそれらモデルは、当時手が届かなかったという方にとって、今、かなり手が出しやすい時期だといえるでしょう。
今後これらモデルがどのような値動きとなるかは分かりませんが、需要が無いためさらに値下がりするのか、それともいずれはリバイバルという観点で再注目されるのか、どのようになるのか興味深いといえます。
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