パイロットウォッチといえば、IWCやブライトリングが有名ですが、クロノグラフが人気という印象があります。

また、3針といったようにシンプルなモデルでは、近頃パテックフィリップの5522Aが高い価格帯となっており、注目度が高いように感じます。

そして、このゼニスのパイロットウォッチは、パテックフィリップの5522Aと同じ系統のデザイン要素となっているため、なかなか高い価格帯に位置するのかと思いきや、実は今でも30万円台で購入可能です。

このゼニスのパイロットウォッチは、2012年にデビューしたのですが、その後様々な種類が展開。

この03.2430.3000/21.C738というモデルは、2014年頃にデビューした限定モデルのような存在だといえますが、輪郭ははっきりしません。

以前の記事でもこの世代のゼニスパイロットをお伝えしましたが、その際も30万円台で購入可能ということをお伝えしました。

ただ、そのとき対象としたモデルは、40mmのモデルで現在では40万円台という水準となっています。

前回お伝えした際は、40mmよりも45mmのほうが高く、当時40mmは30万円台だった一方、45mmとなると40万円台という様子がありました。

けれども、今においてはこの45mmの03.2430.3000/21.C738というモデルが30万円台という水準となっており、他のパイロットよりも安い価格帯に位置しています。

そのため、このモデルには、何らかの安い理由があるのかと思い、ムーブメントを調べてみたところ、決して汎用ムーブメントを搭載しているというわけではなく、ゼニスエリート679が搭載されているという事がわかりました。

ただ、現在40万円台のゼニスパイロットとはムーブメントが異なり、それは見た目にも現れています。

この03.2430.3000/21.C738というモデルは、センターセコンド仕様となっているのですが、現在40万円台の他の個体はスモールセコンド仕様。

ですから、ゼニスパイロットはセンターセコンドよりもスモールセコンドのほうが人気が高い様子となっているかといえる状況です。

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ゼニスパイロット03.2430.3000/21.C738の価格比較