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30万円台になった、スピードマスターブロードアロー3551.50

2000年に高級なスピードマスターとしてデビューした「ブロードアロー」。

当時のスピードマスターにおいて、最も高級だったといえるSSモデルはムーンウォッチでしたが、それは高級なキャラクターというわけではありません。

それに対して、このブロードアローは、「高級」という要素を意識してラインナップされた存在であり、それまでのスピードマスターにはない要素を持った存在だといえるでしょう。

また、このブロードアローのデビュー時には、もう一つの高級モデルを用意。その存在こそ、ムーンフェイズなのですが、ベゼルがWGとなっており、やはり「高級」な要素を持っていた存在でした。

このムーンフェイズブロードアローは、当時、兄弟的なモデルという印象で、お店でも雑誌でも2つ同時に並べられていることが多かった記憶があります。

ただ、ムーンフェイズは白文字盤が基本となっていたため、よく見かけるブロードアローは白文字盤。

そのため、ブロードアローといえば白文字盤、という印象があったといえます。

ブロードアローには黒文字盤も存在するのですが、そういった事情もあってか、黒文字盤の中古相場は白文字盤よりも安めです。

2016年にはブロードアローの白文字盤が、中古で30万円以上という水準となっていましたが、その時期、黒文字盤は約24万円だったのです。

ちなみに、2010年という時代でも、この黒文字盤ブロードアロー約26万円でしたから、2016年の水準は2010年より安かったのです。

2010年といえば、多くのオメガが安かった時代で、ムーンウォッチの3570.5010万円台前半で購入可能でした。

2016年という時代において、3570.50は2010年の水準よりも10万円ほど高くなっていたため、黒文字盤ブロードアローの“2010年より安い”という水準は、異例だといえます。

しかし、そんな黒文字盤ブロードアローは2017年において20万円台後半となり、“2010年より高い”という状態まで回復。

そして、2019年現在において、この黒文字盤ブロードアローはついに30万円台という水準となり、2016年の白文字盤程度にまで上昇したのです。

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オメガスピードマスターブロードアロー3551.50の価格比較

時計名 状態 2017年9月の安値(楽天) 期間 2019年2月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
オメガ
スピードマスター
ブロードアロー
3551.50
中古 ¥298,000 1年
5ヶ月
¥328,000 30,000 110.07%
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