今年2019年には、多くのパテックフィリップが生産終了となった模様で、ノーチラスでも年次カレンダーなどがそれに該当しています。
しかし、この5711/1A-011は生産終了とはなっておらず、このタイミングで変化が生じているのは、生産終了によるものではありません。
では、高くなった要因として、どのような点が考えられるのかというと、白文字盤への注目が高まったということが推測できます。
年次カレンダーの5726/1Aは生産終了となりましたが、その白文字盤は2018年において、3針より安いぐらいの価格帯となっていました。
それが、2019年現在では3針より高い状態にまで回復し、生産終了が発覚した現在では売出し個数が0本となっています。
かつての記事で、「5726/1Aが3針より安い」ということを取り上げましたが、その際、評価されていない理由として推測したのは「青文字盤人気が高い」という点です。
実際、その時期、青文字盤だと3針もコンプリケーションも高かったのに対し、白文字盤の年次カレンダーは、それらよりも高級な存在であるにもかかわらず、50万円以上安かったのです。
それが、今となっては、白文字盤の年次カレンダーもしっかりと評価されているため、ノーチラスにおける白文字盤に対する印象が以前と変わったのだと思います。
そういったこともあり、3針においても白文字盤が評価されるようになったのではないかと推測します。
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