ジェラルドジェンタがデザインした腕時計といえば、ロイヤルオークやノーチラスが有名ですが、それらは現在目立って値動きしている様子があります。
どちらも世界的に人気の様子で、インスタグラムでは、これら2本を高級車とともにアップロードしている人をよく目にします。
このようなことから、ジェラルドジェンタがデザインしたモデルは、とても人気があるといえます。
しかし、ジェラルドジェンタがデザインした腕時計はすべてが人気というわけではありません。
特に、知名度の低いモデルはそこまで人気という様子がなく、例えば、ジェラルドジェンタ自身のブランドはそこまで派手な値動きする印象がありません。
そして、今回の記事でお伝えするブルガリブルガリもまた、ジェラルドジェンタデザインでありながら、近年あまり値動きする傾向がないモデルであるのです。
けれども、このブルガリブルガリは、他の値動きしないジェンタモデルとは異なる事情があります。
このブルガリブルガリというモデルは、2000年前後という時代に非常に人気が高く、中古流通量もかなり多め。その知名度は、ノーチラスやロイヤルオークに匹敵するといえ、知名度が高いジェンタデザインであるのです。
ですから、このブルガリブルガリは、
という点がロイヤルオークなどと共通ながら、値動きしない傾向があるのです。
ただ、このブルガリブルガリの相場を見極めるには、ややこしい事情があります。
まず、このBB33SSというモデルでも、前期、中期、後期など複数の年式があります。
前期と後期では、ベゼル部分のブルガリ表記のフォントが異なり、後期のほうが横に伸びた形状となっています。
また、文字盤上にもブルガリロゴが表記されているのは中期からで、前期にはその表記がありません。
そして、もう1つこの時計には注意しなければならない点が存在。
それは、程度の悪い個体が多いという点です。
同じくブルガリのアルミニウムなども程度が悪いモノが多い傾向がありますが、ブルガリブルガリにも程度が悪いモノが多い傾向があります。
ただ、程度の良い個体の比率がアルミニウムと比べると多く、BB33SSの場合程度の良い個体を探す難易度が低い傾向があります。
また、程度の良い個体が珍しくないため、相場もかけ離れているわけではなく、アルミニウムのように、程度の悪い個体と良い個体では目立って価格帯が異なるという傾向はないと感じます。
このBB33SSの後期モデルかつ程度が良い個体は、2019年現在でも10万円以下という価格帯で購入可能なのですが、2016年9月と比べて大きく値動きしていない傾向があります。
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ブルガリブルガリブルガリ(後期)BB33SSの価格比較
時計名 | 状態 | 2016年9月の安値(ヤフオク) | 期間 | 2019年2月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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ブルガリ ブルガリブルガリ (後期) BB33SS |
中古 | ¥84,240 | 2年 5ヶ月 |
¥92,000 | 7,760 | 109.21% |