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600万円台中盤になった、ノーチラス 5711/1A-010

これまで白文字盤が値動きする際は、先に値動きした青文字盤に続くといったような傾向がありました。ですから、今回のように『白文字盤が先に値動きした』という様子は珍しく、筆者はこれまで見たことがありません。

白文字盤が高くなるということは、青文字盤も高くなるだろうと容易に推測できるわけですが、そのとおり、白文字盤上昇から1ヶ月も経たないうちに青文字盤も値上がりとなったのです。

なお、青文字盤は、先のように2018年5月以降、値動きが停滞気味となっていたため、約10ヶ月ぶりの目立った値動きといえます。

ただ、10ヶ月ぶりの値動きといっても、その変動額は約65万円という水準であり、ノーチラス青文字盤の凄さを改めて見せられたと感じます。

ちなみに、5711/1Aの青文字盤には、5711/1A-001と5711/A-010がありますが、その相場はまり変わらず、現在では両者とも648万円というボトム価格となっています。

-001と-010には細かい差がありますが、最も大きな違いはデビュー年だといえます。-001が2006年のデビュー時に登場したモデル、-010が2010年に小変更となったもので現在でも現行となっています。

時期によっては-001が高かったり、反対に-010のほうが高いということもありますが、両者の相場は、「いつの時代でもどちらか一方が高い」といったように、はっきりとした差があるわけではありません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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