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かなりな玄人向けのモデル、ミルガウス1019黒文字盤

ミルガウス1019は、90年代後半という時代から相対的に高く、同世代のデイトナノーチラス1000万円以上の中古相場となっている2019年において、比較的高い組み合わせでも378万円という水準です。

高い価格帯に位置する1019ですが、かつて同価格帯だったデイトナなどが1000万円以上という水準になっている現在において、かつてほど評価されていないと、捉えることもできるのです。

1019は、有名なモデルかつ、20年近く前から相対的に高い価格帯に位置する存在ですが、現在、その価格はばらつきが激しく、手を出しづらい存在でもあります。

筆者としても、1019は魅力的だと思いますが、いざ買おうと思った場合、かなり考えることがあり、かなりな玄人向けのモデルだと感じます。

こういった傾向は、GMTマスターの初代モデル、6542にもありますが、いずれも強いキャラクターであるにもかかわらず、他の人気モデルと比較すると、そこまでの評価となっていないと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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