5098Pは、2018年12月の段階で約298万円という水準でしたが、その後値下がりが目立つようになります。
そして、今となっては218万円というボトム価格となっているわけですが、これはプラチナのパテックフィリップとしては、かなり安いといえるでしょう。
プラチナのパテックフィリップは、この数年において、おおよそ300万円前後という印象がありますが、それに該当するのは、2000年代に登場した3針モデルです。
それらモデルに対して、このクロノメトロゴンドーロのほうが高級かつ、年式もやや新しいのですが、だいぶ安い水準となっています。
「プラチナパテック」という存在は、腕時計ファンであれば「憧れの1本」という印象があるかと思いますが、ノーチラスなど多くのパテックフィリップが高い印象のある2019年現在において、210万円台という価格で購入可能であるのです。
このような値動きとなっていることを考えると、この見た目は2019年現在においてあまり人気がないと推測できますが、かつては流行った内容だけに、今後リバイバルとなる可能性もないわけではありません。
いずれにしても、この5098Pは、時計本体のキャラクター的にも、値動き的にも、ロレックスのミルガウスに匹敵する特殊さを兼ね備えた存在だといえます。
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