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青赤のA番の評価、GMTマスター16700

16700の最終品番はA番ですが、現在その青赤ベゼルは約120万円という水準。2017年12月の時点では約109万円だったため、1年少しで10万円ほどの値上がりとなっているのですが、この動きは他のGMTマスターシリーズと比べて凄いというわけではないでしょう。

また、16700全体のボトム価格は約99万円ですから、通常の個体に対して青赤のA番10万円高いに過ぎません。まして、黒ベゼルならば、A番でも、現在ボトム価格に近い水準で購入可能となっています。

よって、「A番」という最終品番かつ、20年前に廃止となった「GMTマスター」の最終モデルであるこの16700は、「II」の無い「GMT-MASTER」文字盤表記とともに、なにかと良い要素を持っていると感じます。

そういった意味では、あまり目立って評価されていない現在、値上がり傾向でもお得感のある1本といえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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