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2019年5月4日更新

17年で動いた額は、パテックフィリップ10DAYS 5100J-001

現在、この5100J-001のボトム価格は、約496万円という水準ですから、2002年の新品実勢価格と比較して210万円ほど値上がりしています。

また、当時の定価と比較しても約108万円の上昇となっているため、2002年にどのような方法で買ったとしても、17年後には100万円以上値上がりしたということになるのです。

10デイズは、10日間パワーリザーブという特殊な機構が採用されているため、オーバーホールの代金は、通常の3針モデルと比較して高そうだと推測できますが、そういったメンテナンスを何回か受けたとしても、変動額のほうがずいぶん大きいといえるでしょう。

特殊機構のモデルは、メンテナンスなど気を使う部分が大きいという点もありますが、この5100Jのような値動きとなった場合、結果的に「あまり気にしなくて良かった」となるのが凄いといえます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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