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エルプリ搭載のクラシックタグホイヤー、モンツァ

タグホイヤーといえば、F1のイメージが強いです。

90年代より積極的にF1に広告宣伝をし、その際ヒットしたのがS/el

タグホイヤーというブランド2000年ぐらいまで、宣伝広告によるヒット&時計の造りのせいで、高級腕時計としてはちょっぴりチープな印象でした。

しかし、そこに“限定”付きで登場したクラシックシリーズ」が人気に。

当初投入されたのはカレラモナコでした。

で、その「カレラ」と「モナコ」の“限定”が解除された際、新たな「クラシックシリーズ」の一員としてデビューしたのが復刻モンツァです。

で、このモンツァ、1964年の復刻カレラとは異なり、1930年代に製造されていたクッション型ケースのモデルを復刻し、そこに「モンツァ」と命名。

カレラモナコ正当な復刻版であるのに対し、モンツァは掘り起こしてきた感がありますね。

そんなモンツァ、「ホイヤー」ロゴのほうは結構短命で、デビューしてから1年ぐらいですぐに「タグホイヤー」ロゴのキャリバー36にモデルチェンジとなります。

どちらが高いかというと、タグホイヤー」ロゴモデル

一見、「ホイヤー」ロゴのほうがマニア受けしそう&生産年数短いので、高そうですがそんなことはありません。

やはり、キャリバー36=エルプリのほうが価値が高いと世間は認識するのでしょう。ちなみに、定価も「タグホイヤー」ロゴのほうがだいぶ高いです。

そして、相場。

なんと2009年と全く同じ価格ではありませんか!

同じくエルプリ搭載モデルでも2012年と比べて30万円以上値上がりしているロレックス16520と比べて、全く価格が変わっていないエルプリ搭載のモンツァはお買い得とも言えるでしょう。

個人的には「ホイヤー」ロゴのほうが好きですが、エルプリ搭載で革ベルト仕様のクラシカルな時計、ちょっと興味をもったら良い選択です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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