腕時計投資新聞

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モデルチェンジ発表から1ヶ月、エクスプローラは今?

値下がりしていますね。

しかも結構な額の値下がり。

これは純粋な値下がりといって良いでしょう。

114270から214270にフルモデルチェンジされた時、蛍光塗料なしになってしまった「3・6・9」は歓迎ムードではありませんでした。

しかし、人気モデルのエクスプローラ。

他に代替モデルも無いので、「3・6・9」に蛍光塗料がないぐらいで“不人気モデル”へと簡単に降格したわけではありません。

とはいえ、現行スポロレ相場の中では最も安いグレードに位置しているエクスプローラ。

かつてはデイトナの次に高いスポロレだったのに、最も下位価格とは不名誉な気もします。

ま、これが本来の序列ですから、問題は無いのでしょう。

しかし、かつての新品プレミア価格状態の人気ぶりを見ると、はやり「3・6・9」の蛍光塗料なしは“不人気要素”だったのでしょう。

実際、今年発表された新型モデルはかなりカッコいい!欲しい!と思います。

ですから当然、蛍光塗料なし「3・6・9」モデルの値下がりとなるのは理解できます。

けれども、逆に不人気モデルが価格上昇するのがロレックスの面白いところ。

将来的には値上がりする可能性も十分にあるでしょう。

もっとも、近年は“生産中止”になったら即値上がり傾向があったので、この蛍光塗料なし「3・6・9」も値上がりするのか、と思いきや値下がり状態。

が、注意しなくてはいけないのは、今年出た新型が実際に流通し、蛍光塗料「3・6・9」の新品供給が無くなった後!

その時、これの価格がどうなるか、ちょっぴり楽しみであるのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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