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SSブレス+白文字盤の選択、パネライルミノール40mm(PAM00051)

実際、エクスプローラの後にもう1本時計がほしくなって、このシリーズの黒文字盤(PAM00050)を買ったという人は多いかと思います。

当時のラインナップは

  • 黒文字盤 PAM00050
  • 白文字盤 PAM00051
  • 青文字盤 PAM00069
  • の3本立て。

    なぜか青文字盤だけオールサテン仕上げで、その見た目ゆえ他より安値で取引されていました。

    当時、パネライのラインナップはとってもシンプルで、

  • 44mm=基本手巻き、脱着可能な革ベルト&ラバーベルト
  • 40mm=自動巻き、ステンレスブレスレット(革ベルトも存在)
  • ラジオミール、金無垢モデル限定の最高級シリーズ
  • というのに分類。

    ずっとこの内容でいってくれればよかったのに、と個人的に思っていますが、2005年前後から上記ラインナップのルールはぐちゃぐちゃに。

    44mmでもステンレスブレスレットが選べるようになったり、ラジオミールにステンレス&手巻きモデルが登場したりなど。。

    で、40mmモデルは徐々に縮小されていき、ステンレスブレスレットは生産終了モデルとなりました。

    上記の中でも比較的最近まで残っていたのがこの白文字盤(PAM00051だったのです。

    2007年ぐらいからは文字盤下のPANERAIという表記の下に「Automatic」が加わります。

    ちなみに、今でも公式サイトに記載のある、革ベルト40mmのPAM00048も「Automatic」表記が。ちなみにこちらは黒文字盤。

    かつて「Automatic」の表記って不人気44mmの変わり種モデルPAM00086などに表記されていたため、「Automatic」表記ってパネライの中ではちょっと安っぽいイメージがあるのです。

    実際、エルプリ搭載(Automaticの)PAM00072ゼニスエリート搭載(こちらもAutomatic)の金無垢ラジオミールには「Automatic」表記されていません。

    それに習って比較的高級機に位置づけされる40mmにも「Automatic」表記がなかったのです。

    というか、ラジオミールとクロノグラフと40mmに手巻きが存在しないので、単純に「Automatic」表記されていなかっただけかもしれません。

    相場については「Automatic」表記された比較的最近のモデルも「Automatic」表記ないモデルもほぼ差がないと言って良いでしょう。

    この手の時計の「白文字盤」ってロレックスだとエクスプローラ2とミルガウスぐらいしか選択肢がありません。

    よって、SSブレス時計の白文字盤としてパネライのこれ、時計コレクションの中に入れるには良い要素を持った時計ですね。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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