このモデルが現行だったのは、2000年前後という時代ですが、当時の新品実勢価格は約22万円という水準。
その時期、スピードマスターのムーンウォッチ(3570.50)は10万円台後半という新品実勢価格だったため、チタンのシーマスターのほうが高い価格序列だったわけです。
その頃、オメガにおいてチタンモデルは主にシーマスターに用意されていたのですが、それらチタン素材のシーマスターは、いずれもステンレスのスピードマスターより高い水準だったといえます。
そういった意味では、チタンモデルはステンレスよりやや高く、価格序列的にはステンレスとコンビの中間というポジションだったといえます。
そのため、今の相場においても、同じ時代のSSモデルと比較して、相対的に高い位置となっています。
とはいえ、スピードマスターと比較すると、その価格序列は逆転状態。
現在、このチタンシーマスターよりムーンウォッチのほうが10万円近く高い状態です。
ただ、この2231.50は、現在の中古相場が約21万円。つまり、現行時代の新品実勢価格、約22万円と同等にまでなっているため、優秀とも感じます。
チタンの腕時計は、軽くて丈夫で低アレルギーという内容であるため、普段遣いの1本としていいかと思いきや、その実勢価格は意外と高いという傾向があります。
しかし、このシーマスターは、今の時代でも20万円台前半で購入可能。ですから、普段からガンガン使える実用的な1本として魅力的だと感じます。
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