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現在相場考察

評価が高まっている、デイトジャストターノグラフ116261白文字盤ジュビリー

2019年6月2日更新
のデイトジャスト116261について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年6月の安値(楽天)と2019年6月の安値(ヤフーショッピング)を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は20万2000円の値上がりだった。

デイトジャスト ターノグラフ 白文字盤 ジュビリーブレスレット 116261についての考察(2019年6月)

2004年に登場したターノグラフは、116233とともに、6桁時代の幕開けとして登場したモデルだといえます。

5桁世代までは、バリエーションが比較的シンプルだった反面、6桁時代からは、個性的なデザインの文字盤など様々なバリエーションが用意されている傾向があります。

なかでもローズゴールドは、6桁時代ならではといえ、新しさを感じる豪華モデルともいえます。

エバーローズゴールドが登場したのは2005年のことですが、実はそれ以前にもローズゴールド的なポジションのものが存在。

それは、ピンクゴールドであるのですが、オイスター系では2000年に登場したデイデイトに初採用されたといえます。

そして、そのピンクゴールドにコンビが用意されたのは、この2004年に登場したターノグラフからなのですが、2005年にエバーローズゴールドが出たことにより、ピンクゴールドコンビはこのターノグラフぐらいにしか設定されていないようなのです。

ピンクゴールドコンビというのは、真新しい組み合わせだったため、オーソドックスなデイトジャストには2004年から用意せず、よりアバンギャルドなターノグラフに採用したのでしょう。

その結果、ターノグラフにだけピンクゴールドコンビという仕様が生まれたようで、今となっては逆に希少となっているのです。

さて、そんなターノグラフのピンクゴールドコンビという存在は、ちょうど1年前の段階では70万円代前半という水準だったのですが、1年たった今、白文字盤に関しては20万円の値上がりとなっています。

1年で20万円という値動きは、人気スポーツ系に匹敵し、かなり優秀だと感じます。

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年6月
の安値(楽天)
2019年6月
の安値(ヤフーショッピング)
変動額 残価率
ロレックス
デイトジャスト
ターノグラフ
白文字盤
ジュビリーブレスレット
116261
中古 1年
0ヶ月
¥738,000 ¥940,000 202,000 127.37%

ターノグラフといえば、あまり人気が高くないという印象がありますが、実際2004年のデビューから10年未満でシリーズ廃止となっています。

そういったこともあって、これまで値動きはかなり地味だったのです。

しかし、そんなターノグラフにスポットライトを当ててみると、意外とレア要素が多いということがあり、この1年でその評価が高まったのではないかと感じます。

ちなみに、この116261には、いくつかの文字盤バリエーションと、2つのブレスレットが存在するのですが、現在最も安いのは3連ブレスレットの黒文字盤。

白文字盤のジュビリーは、3連黒文字盤より10万円近く高いのですが、3連黒文字盤を対象としても、1年前の白文字盤ジュビリーの水準より、10万円以上の値上がり状態となっているため、いずれにしてもピンクゴールドコンビのターノグラフは、この1年で評価が高まっていると感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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