2004年に登場したターノグラフは、116233とともに、6桁時代の幕開けとして登場したモデルだといえます。
5桁世代までは、バリエーションが比較的シンプルだった反面、6桁時代からは、個性的なデザインの文字盤など様々なバリエーションが用意されている傾向があります。
なかでもローズゴールドは、6桁時代ならではといえ、新しさを感じる豪華モデルともいえます。
エバーローズゴールドが登場したのは2005年のことですが、実はそれ以前にもローズゴールド的なポジションのものが存在。
それは、ピンクゴールドであるのですが、オイスター系では2000年に登場したデイデイトに初採用されたといえます。
そして、そのピンクゴールドにコンビが用意されたのは、この2004年に登場したターノグラフからなのですが、2005年にエバーローズゴールドが出たことにより、ピンクゴールドコンビはこのターノグラフぐらいにしか設定されていないようなのです。
ピンクゴールドコンビというのは、真新しい組み合わせだったため、オーソドックスなデイトジャストには2004年から用意せず、よりアバンギャルドなターノグラフに採用したのでしょう。
その結果、ターノグラフにだけピンクゴールドコンビという仕様が生まれたようで、今となっては逆に希少となっているのです。
さて、そんなターノグラフのピンクゴールドコンビという存在は、ちょうど1年前の段階では70万円代前半という水準だったのですが、1年たった今、白文字盤に関しては20万円の値上がりとなっています。
1年で20万円という値動きは、人気スポーツ系に匹敵し、かなり優秀だと感じます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年6月 の安値(楽天) |
2019年6月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトジャスト ターノグラフ 白文字盤 ジュビリーブレスレット 116261 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥738,000 | ¥940,000 | 202,000 | 127.37% |
ターノグラフといえば、あまり人気が高くないという印象がありますが、実際2004年のデビューから10年未満でシリーズ廃止となっています。
そういったこともあって、これまで値動きはかなり地味だったのです。
しかし、そんなターノグラフにスポットライトを当ててみると、意外とレア要素が多いということがあり、この1年でその評価が高まったのではないかと感じます。
ちなみに、この116261には、いくつかの文字盤バリエーションと、2つのブレスレットが存在するのですが、現在最も安いのは3連ブレスレットの黒文字盤。
白文字盤のジュビリーは、3連黒文字盤より10万円近く高いのですが、3連黒文字盤を対象としても、1年前の白文字盤ジュビリーの水準より、10万円以上の値上がり状態となっているため、いずれにしてもピンクゴールドコンビのターノグラフは、この1年で評価が高まっていると感じます。