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100万円以上になった、ヨットマスター16623グレー文字盤

ロレジウムの16622が、16613より安くなっている一方で、1662316613など5桁コンビより高い水準をキープしているのが興味深いといえます。

ヨットマスターというシリーズの注目度は、近年あまり高くないと感じますが、その中でもコンビモデルは目立たないため、認知度は低いようにも感じます。

しかし、そんなコンビのヨットマスターは、以前と変わらない価格序列をキープしており、今では100万円以上という水準になっています。

ヨットマスターのコンビモデルといえば、現在ではエバーローズゴールドの116621という印象が強いですが、5桁時代のコンビモデルといえば、この16623だったのです。

16622は、2012年に116622へとモデルチェンジしており、最近まで現行モデルとして存在していました。また、今年登場した126622の見た目は、116622とほぼ変わりません。

そのため、YGコンビの16623にも、6桁世代のモデルがありそうだと思うわけですが、実は、16623には後継モデルが存在していないのです。

ですから、ロレジウムよりもレア感が強いのかもしれません。

まして、デビューが2003年であるため、生産年もロレックスとしては短め。

そういったことから、16623の価格序列は16613などに逆転されていないのかもしれません。

ちなみに、ヨットマスターのコンビモデルでも、ボーイズサイズの68623などは、ロレジウム登場以前からありますが、メンズサイズが登場したのが2003年であるため、“YGコンビのメンズサイズのヨットマスターという文脈のキャラクターは濃いのだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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