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回復傾向だが、デイデイト118206アイスブルー文字盤

アイスブルー文字盤といえば、プラチナ専用としてロレックスに用意された色ですが、今ではデイトナの印象が最も強いといえます。

しかし、かつてはアイスブルー文字盤が用意されていたのはデイデイトぐらいで、さらにその時代のデイデイトは、36mmただ1つのラインナップでした。

ですから、デイデイトIIが登場する2008年まで、アイスブルーといえば118206という印象があったといえます。

厳密には、2008年より前の時点でも、チェリーニにアイスブルー文字盤がありましたが、オイスター系では118206だけだったといえるため、やはり「アイスブルー=118206という印象が強いといえます。

そのため、かつては、デイトナなどスポーツ系に憧れる人たちも、このアイスブルーのデイデイトは興味あるという様子で、スポーツ系に混じって118206をコレクションしていたという方も珍しくないように感じました。

しかし、今ではアイスブルー文字盤は、デイトナで選択可能。また、デイデイトにも、40mmやデイデイトIIなど、様々なアイスブルー文字盤が存在しているため、118206の印象はかつてよりだいぶ弱まったといえます。

そのためか、118206は多くのロレックスの値上がりが目立っていた2017年でも値下がり状態。

2015年に300万円以上という水準だった118206アイスブルー文字盤は、2017年では270万円という水準にまで下落していたのです。

また、2018年時点ではさらに下落し、その水準は約255万円となってしまっています。

ですから、118206アイスブルー文字盤という存在は、2015年頃をピークとして、年々値下がり傾向となっていたことになります。

このような相場となっていた腕時計といえば、パテックフィリップアクアノート5167/1Aを思い浮かべます。

5167/1Aは、2018年5月においてやっと2014年を上回る水準となりましたが、それまでの様子は、2014年をピークとして値下がり状態だったのです。

アクアノートは、2018年5月に2014年水準を超えてから、派手に値動きし、今では2014年水準を大きく上回る状況となっています。

では、118206はどうかというと、未だ2015年水準は超えていない様子。

しかしながら、現在の水準はなかなか回復傾向の様子で、2018年、及び2017年の水準を超えているのです。

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