ノーチラスといえば、5711/1Aがとても高いという印象がありますが、その上級モデルである金無垢モデルはさらに高い状況です。
ノーチラスの高級バージョンには、長らくYGが採用されていましたが、現行世代からそれはRGに変化。
RGの5711/1Rは、デビュー当初から実勢価格が高い傾向があり、見た目的にも相場の観点でもかなり高いモデルという印象があります。
金無垢モデルは“高い”というのが当たり前ですが、中古市場となるとそれが当たり前とはならない場合があるのは有名な話。
実際、3800世代では、3800/1Aと3800/1Jとの価格差が数十万円程度にまで縮まったということもあります。
しかし、同じノーチラスでも、この5711/1Rはきちんと5711/1Aより高い水準に位置。
例えば、5711/1A-010が300万円前後という時代において、この5711/1Rは500万円台という水準でしたし、ステンレスが500万円台後半となった時期には、RGは700万円台という水準にまで値上がりしていたのです。
さて、ノーチラスといえば、最近コンプリケーションの値上がりが目立っていますが、3針の5711/1A-010も今や800万円台という水準に達しています。
そうなるとRGの5711/1Rはそれより更に高い水準になっているはずなのですが、ステンレスがかなりな上昇となっているため、もしかしたら価格差が縮まってしまったかもしれません。
そういったことを確かめるには、5711/1Rの中古相場を見る必要があるのですが、この数カ月間において、この時計はあまり市場に出ていなかったのです。
そのため5711/1Rは、いったいいくらになっているのか確かめるのが難しかったのですが、それから一転、最近は複数本が売りに出されている状況となっています。
では、それら個体はどれぐらいの水準なのかというと、そのいずれもがすでに1000万円以上という水準。
現在、ボトム価格の個体は1190万円となっており、この1年で、約447万円もの値上がりをしているのです。
パテックフィリップノーチラス5711/1R-001の価格比較
時計名 | 状態 | 2018年8月の安値(楽天) | 期間 | 2019年8月の安値(ヤフーショッピング) | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ ノーチラス 5711/1R-001 |
中古 | ¥7,425,600 | 1年 0ヶ月 |
¥11,900,000 | 4,474,400 | 160.26% |