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ローズゴールドの評価、カレヒストリーク91030/000R

2000年前後において、ヴァシュロンコンスタンタンはいくつかの限定モデルを出したのですが、そういったモデルの多くは、かなりなインパクトがあるキャラクターとなっています。

カレヒストリークサルタレーロはまさにそういったインパクトがあるモデルであるわけですが、この独特な存在感は、他のブランドでは見ることがなく、まさにヴァシュロンコンスタンタンでしか味わえない良さを感じる銘品だといえます。

カレヒストリークは各素材ごとに600本、サルタレーロは各200本の限定だったわけですが、前者は1200本、後者は600本程度が世の中に出たといえます。

海外でもこれらヴァシュロンコンスタンタンの限定モデルは、それなりの注目度となっているようですが、やはり人気なのはサルタレーロのほう。

このカレヒストリークが、シンプルなスモールセコンドだったのに対し、サルタレーロは「ジャンピングアワーとレトログラード」の独特な見た目であるため、注目度が高いというのも理解できます。

とはいえ、このカレヒストリークのデザインも、かなりな独創性があり、やはり他のブランドでは見かけないデザインです。

スクウェアケースの後ろ側に、もう一つのケースがあることを感じさせる形状が特徴的で、そういった立体感は、文字盤にも示されています。

ちなみに、カレヒストリークの文字盤にはシグママークがあるのですが、この世代ではほぼ見かけることはなく、シグママークが施されたモデルとしては最終世代にあたるといえます。

カレヒストリークよりサルタレーロのほうが先にデビューしているようですが、サルタレーロにはシグママークがなく、カレヒストリークにはあるというのも興味深いと感じます。

さて、そんなカレヒストリークという存在は、WGとRGがラインナップされ、各600本の限定だったのですが、現行時代には雑誌広告などが展開されており、限定600本という少数生産であるにも関わらず、気合を入れてアピールされていた様子です。

広告で採用されていたのはRGのほうだったのですが、そういったこともあってか、近年カレヒストリークはWGよりRGのほうが人気という印象があります。

中古流通でも、RGはWGと比べて少ない傾向がありますし、“売れるまでの期間”もWGよりかなり早い傾向があるように感じます。

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ヴァシュロンコンスタンタンカレヒストリーク91030/000Rの価格比較

時計名 状態 2016年2月の安値(楽天) 期間 2019年9月の安値(楽天) 変動した額 残存価額
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カレヒストリーク
91030/000R
中古 ¥798,000 3年
7ヶ月
¥938,000 140,000 117.54%
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