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穴場的な存在、アクアノート5066/1A

「ブレスレットのアクアノート」という存在は、従来アクアノートで最も人気という要素だったため、「5065/1A5066/1Aも高い」という感覚がありました。

その感覚は、2018年でもそれなりに残っており、5065/1A約250万円に対して、5066/1A約220万円といった水準。5065のほうが高かったものの、今のように百万円単位の価格差は無かった状態でした。

そのため、筆者としては2019年5月時点でも5066/1Aのお得さが気になっていたのですが、それから半年が経過した現在でも、5066/1Aは特に目立った価格変化が無い状況であるのです。

5066が5065のように値動きしない原因は、「ミディアムサイズ」というケースサイズだといえますが、ノーチラスの場合は同様のサイズでも評価されています。

3800/1Aこそ、まさに5066/1Aノーチラス版といえ、かつての新品実勢価格も中古相場も同じような水準。特に、黒文字盤の3800/1Aはそういった印象が強いですが、2019年においてそれは数十万円単位の値動きとなっているのです。

それに対して、5066/1Aは2018年10月の約221万円という水準からほぼ変化がない状況であるため、穴場的な存在だと思うわけです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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