年次カレンダーといえば、今では多くのモデルが展開されていますが、2000年代前半までは5035だけだったといえます。
もちろん、5035以外の展開はあったのですが、それは5035をベースとした高級版といったところ。
一つがプラチナモデルの5056Pで、もう一つが金無垢ブレスレットを装着した5036/1(J,G,R)です。
5035が、3つのインダイヤルによるカレンダー表示だったのに対し、5056Pや5036/1は2つのインダイヤルとムーンフェイズが主な構成となっていました。
5146がそうであるように、今ではこの配置は主流派となっていますが、それがデビューする2005年以前では、上級なモデル専用だったのです。
5035は、金無垢ケースに革ベルトという内容だったわけですが、5056Pだとそれがプラチナケース、5036/1は金無垢ブレスレットだったため、その定価や実勢価格は5035よりだいぶ高かったわけです。
実際、2003年において、5036/1Gの新品実勢価格は約315万円だったのですが、同時期5035Gは200万円以下という水準。具体的には、5035(G,R)が約195万円、5035Jが約185万円という水準でした。
ちなみにプラチナの5056Pは約266万円だったため、年次カレンダーの中で最も高いといえたのがこの5036/1Gであるわけです。
しかし、今の時代、この5036/1Gに対してそういった印象はあまりないと感じます。
なぜなら現在、この5036/1Gは約267万円という中古水準だからなのですが、これは金無垢ブレスレットのパテックフィリップとしてもあまり高くなく、年次カレンダーという観点でも安く感じます。
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パテックフィリップ年次カレンダー5036/1Gの価格比較
時計名 | 状態 | 2003年12月の新品実勢価格 | 期間 | 2019年12月の中古安値(ヤフーショッピング) | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ 年次カレンダー 5036/1G |
新品 | ¥3,152,310 | 16年 0ヶ月 |
¥2,679,820 | -472,490 | 85.01% |