この時計を前回取り上げたのは、2017年7月のことですが、現在相場も2017年7月の水準もあまり大きく変わっていません。
4853.61は、一時期中古売出しが0本になるなど、入手難易度が高くなるといったことがありましたが、今再び複数本が売りに出されており、その相場も2017年と変わらない様子です。
ジャンピングアワーといった機構の場合、その珍しさが魅力的である反面、ムーブメントの信頼性に疑問符が付くといったこともあるでしょう。そういったことから、高価格帯モデルへの採用が主という傾向があるのかもしれません。
しかし、この4853.61の定価は約30万円。決して高級品として売られていたわけではないのです。(同世代の上級モデル例として、ブロードアローの定価は58万円程度だった)
まして、信頼性について評判の高いオメガが、こういった機構のモデルを出しているわけですから、価格帯の意味でも、オメガが出したという点でも、なかなかレア感の強い存在だと思います。
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