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2018年より上昇傾向、サブマリーナ116618LB

2018年⇒2020年といえば、消費増税がありましたが、116618LBはそれを考慮しても10万円以上の値上がり状態です。

また、116618LBといえば、116619LBとの価格序列が気になるわけですが、現在は116619LBのほうが高い様子。

かつてはYGとWGの価格帯はずいぶん離れているというのが当たり前といった印象でしたが、近年ではYGとWGの価格差はほぼなく、WGよりYGのほうが高いということも珍しくありません。

それはサブマリーナでも一時期見られ、2018年時点の価格序列はYGのほうが高いという様子だったのです。

YGといえば、かつては「高級モデルだが人気ではない」という印象がありましたが、近頃では『むしろWGより人気』という状況になっているといえます。

そういったことは、デイトナパテックフィリップ価格序列から感じるのですが、なぜYG人気が高まったかというと、それは2つの理由が考えられます。

1つは、WGだったらプラチナが良いという思考になったという点ですが、これは年々「高価格帯の人気モデル」の価格帯が上昇していることから判断できます。

そしてもう一つが中国需要。日本人はYGを避ける傾向がありますが、中国の方はYGが好き。時計店で見かける中国人の腕には、YGの腕時計が装着されている様子をよく見るのです。

そして、そういった中国需要に影響され、日本でもYGの印象は以前とは異なり「WGより高い」といった印象になっているのでしょう。

その結果、YGのポジションは以前とは異なった印象となり、日本人にとっても「魅力的な選択」というイメージとなりつつあるのではないでしょうか。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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