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この1年でさらに値下がり、年次カレンダークロノグラフ5960/1A-001

2019年1月において、5960/1A516万円という中古水準でしたが、2020年1月の今では、約486万円となっています。

これは1年で29万円ほどの下落となるわけですが、そういった下落額よりも、『500万円台⇒400万円』となったインパクトが強いと感じます。

2019年夏過ぎに多くの人気モデルは下落しましたが、そのような傾向となっても、2018年以上の価格帯をキープするモデルは多く、2019年1月との比較でも、2020年水準のほうが高いというモデルは珍しくありません。

そのような観点では、5960/1Aの値下がりは、他のモデルの下落より目立つと感じるわけです。

また、5960/1A-001はかつて、ノーチラス5711/1Aよりだいぶ高いという価格序列だったのが、今で5711/1A-011(白文字盤)よりも安いという状況です。

そういった意味で5960/1A-001は、「年次カレンダー&クロノグラフ」という複雑なメカニズムを有するモデルとして、お得感すら感じてしまうのが面白いといえます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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