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1年前から大きな変化なし、サブマリーナ16613青文字盤

16613青文字盤といえば、かつての中古相場は40万円前後という水準が当たり前。リーマンショック後といった時期には30万円台前半となったこともありましたが、そういった時期に限らず、中古でも50万円以上はしないという印象がありました。

それがアベノミクス以降、16613青文字盤は目立って上昇し、2015年8月には約69万円という水準に達していたのです。

ただその相場は2016年になっても大きな変化がなく、次にわかりやすく動いたのは2017年10月以降だといえます。

2017年10月に約75万円という水準となり、2018年5月には約86万円。そして、2019年1月には約92万円になっています。

ですから、2017年以降、70万円台⇒80万円台⇒90万円台と変化していた16613青文字盤は、ここにきて動きが鈍化した印象であるわけですが、これは2016年と同じ状況だと感じます。

2016年といえば、夏頃多くのロレックスが安くなった年ですが、2019年も同様な動きとなったことは記憶に新しいでしょう。

そういった意味では、この2019年1月から2020年1月という比較でこの16613青文字盤の相場がほぼ変わっていないという現象は、2016年と似ているといえるわけです。

相場全体と連動するかのような動きといえば、ヨットマスター16622の例を指摘している筆者ですが、青サブの動きは、不思議と下落時において相関関係があるように感じてしまいます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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