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安くも高くもならない、ルミノールマリーナPAM00104

リシュモングループ入りしてから2001年頃までのパネライは、40mmと44mmのルミノールにおいて、そのキャラクターの棲み分けをはっきりしていた傾向がありました。

40mmはパネライの世界観を親しみやすくしたといえる一方で、44mmとなるとパネライの世界観そのままといった印象があったかと思います。

当時の棲み分けは非常にわかりやすく、原理主義的な44mmも、それを噛み砕いた40mmも、ともに魅力的だと感じました。そういったラインナップだったからこそ、パネライ人気に火がついたといえるかもしれません。

ただ、その後パネライは、そういった棲み分けを徐々に廃止。そして、2005年前後という時代には、それまで最高級シリーズを担っていたラジオミールですら、ルミノールと特に変わらないラインナップとなっていったのです。

その頃、パネライは、すでに知名度があったため、マニア向けなラインナップより、マス向けラインナップを拡大させたほうが良かったのでしょう。そういった意味では、ラジオミールルミノールを同じ扱いにするということは理解できる側面もあるといえます。

さて、パネライは先のように、モデル同士の棲み分けを徐々に撤廃していった傾向がありますが、その先駆けとなったモデルこそ、2002年に登場したこのPAM00104だといえます。

PAM00104は、

  • 自動巻
  • デイト(拡大鏡あり)
  • Dバックル
  • といった内容の44mmモデルですが、このような内容は従来、40mm専用という傾向がありました。

    ですから、PAM00104は40mmに与えられていた要素をそのまま44mm化した存在であるわけですが、これが市場からは高評価だったようなのです。

    なぜ高評価といえるかというと、このモデルが2020年現在でも現行モデルとして事実上ラインナップされているからです。

    2017年頃からはPAM01104となりましたが、これはPAM01048、PAM01090、PAM01088と同じ継続の方法だといえます。

    パネライ ルミノールマリーナ PAM00104 メンズ
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    オフィチーネパネライルミノールマリーナPAM00104の価格比較

    時計名 状態 2016年9月の安値(楽天) 期間 2020年1月の安値(ヤフーショッピング) 変動した額 残存価額
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