アップストリームには、このクロノグラフモデルと3針モデルがありますが、クロノグラフがクォーツ、3針が自動巻というラインナップとなっています。
どちらもピアジェの自社製ムーブメントが搭載されているのですが、近年では3針のほうがクロノグラフよりだいぶ高いという傾向となっています。
筆者としては、このクォーツクロノグラフがなかなか好きなのですが、なぜかというと、秒針が無いからです。
クォーツといえば、ステップ秒針の動きが時計ファンとしては違和感を持つかもしれません。
しかし、このアップストリームのクロノグラフには秒針がないため、クォーツ特有の動きがあまり気にならないわけです。
雲上スポーツには、かつてクォーツモデルが用意されていましたが、それらはメンズサイズでも、ミディアムかそれより1つ小さいといったように、主流なモデルという位置づけとは感じません。
しかし、アップストリームクロノグラフは3針と同じ土俵のキャラクターとなっており、主流モデルとしてクォーツが採用されているのです。
そのようなキャラクターを持ちながら、クォーツならではの手軽さがあるというのが、このアップストリームの特徴だと思うのですが、今の時代において30万円程度で購入可能というのは驚きです。
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