カサブランカのブレスレットモデルの価格帯は、2016年頃、30万円台という水準で「安い」と感じました。
フランクミュラーには、多数のケースサイズが展開されていますが、カサブランカの場合、その主流サイズは2852、5850、6850だといえます。
2852が最も小さいのですが、価格序列も2852<5850<6850だといえます。
2016年頃の印象では、2852が30万円台前半、5850が30万円台後半(いずれもブレスレット)ぐらいで「安い」と感じましたが、それ以前の印象からすると意外と感じる水準だったわけです。
とはいえ、6850サイズとなるとそういった価格帯では販売されておらず、その水準は40万円以上。抜きん出て高い印象があったのです。
そしてその後、カサブランカのブレスレットモデルは30万円を切る様子へと変化。2017年5月に2852が、2019年9月には5850が30万円以下で売られるようになりました。
ただ、その際30万円以下となったのは、サーモンピンク文字盤など、従来から比較的「安い」と感じる文字盤色でした。
しかし、そうかと思ったら、2019年12月には“黒文字盤5850ブレスレット”という内容でも約29万円という状況へ変化。時代は変わったという印象に写りました。
そして、それから3ヶ月が経過した2020年の今、カサブランカには再び衝撃が起こっているといえます。
それはどういうことかというと、
という内容のカサブランカが30万円を切る価格帯となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値(ヤフオク) |
2020年3月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
フランクミュラー
カサブランカ 白文字盤 ブレスレット 6850 |
中古 | 3年 3ヶ月 |
¥498,000 | ¥297,000 | -201,000 | 59.64% |
今、6850白文字盤ブレスレットのカサブランカで約29万円という水準の個体は複数存在し、それぞれが別の店舗で販売されています。
ですから、1つの個体だけがたまたま安いというわけでななく、これを相場と捉えて差し支えないと思うわけです。
6850サイズが30万円を切ったというのは、過去価格を考慮すると衝撃的だといえますが、それに加えて、白文字盤の個体がその価格というのも驚きます。
白文字盤は、この5年ぐらいカサブランカの文字盤色としては最も高い水準という印象。6850ブレスレットで30万円を切ること自体も驚きですが、それが白文字盤であるというのは更に意外であるわけです。
実際、2016年12月において、6850ブレスレットの白文字盤は約49万円という水準でしたが、黒文字盤となると6850サイズでも40万円台前半というように、やや安い水準だった記憶があります。
そういった意味では、6850ブレスレット白文字盤はカサブランカとしては“最強仕様”といえるのですが、それが20万円台という水準になったのは、やはり衝撃的なことだと思うのです。