このダイヤの配置、香港映画に出てくるチャイナドレスのパイピングのような美しさや怪しさを醸し出す独特のデザインです。
怪しげ文字盤で、なんとも言えない魅力を醸し出すデイデイトといえば、
がありますが、どちらかと言うとシンプルな方向の上記2モデルに対して、「ミリヤードダイヤ文字盤」は無数のダイヤを配置するというシンプルとはいえない方向で魅力を醸し出しています。
よって、コレクションすることを考えると、オニキスとグラデーション文字盤は若干方向性がかぶるため「どちらか1本」ということになりそうですが、それに加えてミリヤードダイヤが1本あると、幸福指数がぐっと上昇しそうです。
しかも、このミリヤードダイヤ文字盤、2010年頃の安値約124万円に対して、現在価格は約171万円。
50万円近い値上がりは立派な値上がりですが、グラデーション文字盤と比べると約半分の値上がり額です。
つまり、無数にダイヤを使った高級モデルでありながら、そこまでガバッと値上がりしていないので、現在の相場においてそこそこお得に買えるのがこのミリヤードダイヤ文字盤と言ってよいでしょう。
そもそも、現在の相場170万円で他に何が買えるかといったらステンレスのアクアノート(5065/1A)すらも買えません。。
ダイヤを配置したオールゴールドの最高級ロレックスが、ステンレススポーツモデルよりも安く買えるなんて良いじゃないですか。
こんなに豪華な見た目のため、本物でもある意味ニセモノに見えてしまうぐらい非日常的なゴージャス感は、サラッとつけてこそ日常の中に一瞬の非日常をパッと生み出すのです。
つまり、普通に日々生活していて、パッとアクアノートを見た時の感覚とこのミリヤードダイヤのデイデイトを見た時の感覚とでは、ミリヤードダイヤ文字盤のほうがはるかに“非日常感”を与えてくれるということ。
これは、所有満足感にも繋がると思います。
筆者もアクアノートは何本か所有したことがあるので、確かに良い時計だとは思います。しかし、アクアノートよりも安価でより所有満足感を満たす時計があるならば、そっちを買ったほうがお買い得な気がするのです。
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