アクアノートの5065/1Aは、2019年上半期という時期に目立った上昇となり、8月には約440万円という水準に達していました。
しかしその後は、2019年夏の下落トレンドに伴い値下がりし、2019年12月には368万円という水準に変化。その際、4ヶ月で約78万円という下落幅だったのです。
そして、2020年には新型コロナによって再度の下落トレンドが発生。4月には緊急事態宣言の影響から多くの腕時計が値下がりしましたが、その際5065/1Aは338万円にまで下落したのです。
5065/1Aは2019年1月水準では約252万円というように長らく200万円台に位置していましたが、5月には348万円に変化。そしてまたたく間に400万円台にまで上昇したのです。
けれども、先のように下落トレンド後は値下がりに転じます。2019年1月水準にまで戻るといったことはなかったものの、400万円台という水準は一瞬だったといえます。
さて、そんな5065/1Aの最近の様子ですが、多くの人気モデルと同様、回復傾向となっている様子があります。
現在、5065/1Aは396万円という水準なのですが、これは4月水準に対して58万円の値上がり状態。あと一歩で400万円台回復といった様子だと感じます。
とはいうものの、5065/1Aには気になることがあります。それは、ラバーベルトモデルの5065Aの相場なのですが、現在売られている5065Aは、なぜかその全てがブレスレット仕様となっているのです。
実は、このアクアノートのブレスレット、単体でも入手可能だったため、5065Aをブレスレット仕様とすることもできたのですが、それを5065/1Aとみなすか否かで対象となる相場が変わるという難しい状況にあるのです。
とはいうものの、ブレスレットが装着された5065Aのボトム価格は約368万円。回復傾向に変わりないのですが、こちらを対象とすると“あと1歩で400万円台”とはいえません。
さらに気になるのは、近頃アクアノートにおいて、ラバーベルトのほうがブレスレットよりも高い価格帯となっていることが珍しくないのに、本来ラバーベルトが標準装着される5065Aに、ラバーベルトの個体が現在1つもないという点です。
このことから5065/1Aの水準を他の同世代アクアノートと比較しづらいわけで、回復傾向であることは確かなのですが、どのぐらいの勢いなのか判断がつきづらいのです。
パテックフィリップアクアノート5065/1Aの価格比較
時計名 | 状態 | 2020年4月の安値 | 期間 | 2020年7月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ アクアノート 5065/1A |
中古 | ¥3,380,000 | 0年 3ヶ月 |
¥3,960,000 | 580,000 | 117.16% |