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ついに1000万円超え、デイトナ116506A

「プレミア価格」とは、“定価では入手困難で、市場の相場が定価超えをしている”ことをいいますが、そういった現象が高級腕時計において一般的になったのは90年代後半のことでした。

またその頃から、高級腕時計の専門誌が増え、中古という選択肢も徐々に市民権を得ていったように感じます。そういった経緯から、腕時計の相場が「変動する」ことになっていったわけですが、これまでどういった値動き変遷をしてきたかというと以下の通りになります。

90年代後半を創世記として、2002年から2003年頃に値下がり。このとき、腕時計のプレミア価格は一時的なブームと思われました。

しかし、2005年頃からは再度上昇。それまでの相場と比べて随分上がった印象でした。

そして、その上昇トレンドは2007年頃まで続いたものの、2008年9月のリーマンショックで一気に下落。2000年前後水準よりも“安い”ぐらいの感覚になったのです。

そのような様子は2012年頃まで続きましたが、2013年のアベノミクスからは2007年を上回るぐらいに上昇

その後2017年にはさらに上昇、2018年にも上昇、2019年上半期はもっと上昇という動きを経て、この1年は2度の下落トレンドを経験したといった流れは記憶に新しいでしょう。

2012年頃までの事例ですと、2007年頃が最も高かったのですが、2013年からの上昇トレンドによって、その水準を回復。そして、2017年以降は2007年とは比べ物にならないぐらい上昇したといえます。

そういった意味では、2019年上半期という時期が、多くの腕時計にとって過去最高値といえる水準となっていたのですが、近頃2019年上半期水準を超えるモデルが出てきた印象があります。

今年といえば、4月に新型コロナによって多くの腕時計が『2018年水準並まで下落』となっていたため、コロナの問題が解決していない今の情勢では、2019年上半期水準を超えるのは「まだまだ先のこと」と思われても不思議ではありません。

けれども、2020年7月頃から、2019年上半期を超える水準のモデルは増えつつあり、記事でもいくつか紹介するほど分かりやすい動きとなっているのです。

そして今回紹介する116506Aもまた、そのようなことに該当する動きをしています。

現在、116506Aのボトム価格は約1045万円という水準なのですが、これはこれまでピーク水準としてお伝えしていた2020年1月の約969万円よりも76万円ほど高いのです。

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ロレックスデイトナ116506Aの価格比較

時計名 状態 2020年7月の安値 期間 2020年8月の安値 変動した額 残存価額
ロレックス
デイトナ
116506A
中古 ¥9,398,000 0年
1ヶ月
¥10,454,000 1,056,000 111.24%
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