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約3年前の5711青文字盤よりも高い、ノーチラス黒文字盤3800/1A

腕時計ブームだった2000年前後といった時代、ノーチラスの中で最もオーソドックスだったのは、意外にも黒文字盤です。

黒文字盤のノーチラスといえば、長いノーチラスの歴史でも、90年代後半から2000年代前半といった時期ぐらいにしか存在しないため、今となっては「レア」という要素を感じる存在感となっています。

そのため、2000年前後といった時代にオーソドックスだったということに対して疑問を持つ方もいるかも知れません。

しかし、黒文字盤のリファレンス、すなわち3800/1A-001「-001」を見れば分かるように、これが最もオーソドックスだったといえるのです。

なお、3800/1Aの黒文字盤は96年頃デビューだったのに対し、青文字盤は3800/1Aがデビューした1982年の段階からあります。そうであるにも関わらず、なぜ青文字盤ではなく、黒文字盤が「-001」だったのかというと、文字盤色を示す枝番リファレンスが90年代後半頃から始まったからでしょう。

ノーチラスのリファレンスを見ると、「3800/1⇒3800/1A3800/1A-001というように、リファレンスの変遷が分かります。

文字盤色を示す枝番が採用された90年代後半において、ノーチラスのメインは黒文字盤だったため、「-001」が採用されたのだと推測するわけです。

ちなみに、その時代、この「ローマンインデックス+黒文字盤」という内容はこの3800/1A-001だけでなく、3710/1Aにも採用。今や3710は700万円台といった価格帯となっています。

3710/1Aには、3700以来久々に復活したジャンボ」だったり「独自機構のパワーリザーブインジケーター」など様々なレア要素がありますが、その一番の特徴は、やはり「黒文字盤+ローマンインデックス」だといえます。

そして、それと同じ要素を持つのが、この3800/1A-001なわけですが、3710/1Aに影響されるかのように、ここ1年2年の印象として上昇している印象があるのです。

では、現在3800/1A-001はどういった水準かというと、396万円というボトム価格となっているのですが、これは昨年8月と比べて約25万円の上昇といった様子。

アベノミクス以降、「高くなった」と感じた2015年頃、この3800/1A200万円程度といった印象がありましたが、今やその「倍」ともいえる水準に達しているのです。

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時計名 状態 2019年9月の安値 期間 2020年8月の安値 変動した額 残存価額
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中古 ¥3,706,920 0年
11ヶ月
¥3,960,000 253,080 106.83%
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