この1年において「下落トレンド」という印象が強かったわけですが、2020年夏頃からは久々に「値上がり」を感じる様子となっています。
これまで最も高い様子となっていたのは2019年上半期でしたが、2020年7月の月末ぐらいからそれを超える水準となるモデルが登場。この1ヶ月でいくつかのモデルが2019年上半期を超えた様子をお伝えしています。
そして、今回お伝えするのもまた、2019年上半期水準を超えたモデルなのですが、「超えた」というよりも「大きく上回った」という表現となるような動きとなっています。
それがこの116718LN緑文字盤なのですが、この時計、現在のボトム価格がなんと約409万円という水準。
これまで記事でお伝えした最も高い水準が2020年1月の370万円でしたから、今回の値動きによって400万円台という水準に到達したのです。
「緑」という要素はロレックスのコーポレートカラーでありますが、中古市場でも人気かつ高値要素となるアイテムであります。
特にスポーツ系の「緑」は評価される傾向があり、このGMTマスター2の他にサブマリーナやデイトナなどが高い評価となっているのは有名でしょう。
とはいっても、なぜこの時期にこの116718LNが評価されたのかというと、2020年の新作が登場したことによって、「緑文字盤」という要素に対して、これまでよりも希少性を感じるようになったからだと思います。
今年の新作としてサブマリーナが全て新しくなりましたが、「青サブ」を除くと全て黒文字盤が採用されるようになりました。
これは、5桁世代と同じ配色に原点回帰したとも感じるのですが、そうなると2005年デビューの6桁世代の配色ルールがレアに感じます。
実は6桁世代が出てきた際、この緑文字盤を含め「それまでのロレックスではご法度だったのをあえて採用した」という印象があり、それほど好意的な印象が多かったわけでは無かったといえます。
しかしながら、いざ5桁世代のルールに原点回帰すると、2005年デビューの6桁世代に採用されていた「緑文字盤」や「マットな青文字盤」といったアイテムが珍しく感じ、それが欲しいと強く思う心理になるのはすごく理解できるのです。
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ロレックスGMTマスター2緑文字盤116718LNの価格比較
時計名 | 状態 | 2020年1月の安値 | 期間 | 2020年9月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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ロレックス GMTマスター2 緑文字盤 116718LN |
中古 | ¥3,700,000 | 0年 8ヶ月 |
¥4,093,000 | 393,000 | 110.62% |