80年代頃に大ヒットとなっていたサントスガルベ。当時の人気はコンビモデルで、現在流通している80年代頃の“角張った”サントスガルベの中古個体は、その大半がコンビという傾向があるぐらいとなっています。
しかし、その一方で、90年代のサントスガルベとなると、不思議とSSが圧倒的に多い傾向があります。
90年代において、サントスガルベはそれまでの角張ったデザインから、丸みを帯びたデザインに変更。また、バックル部分もロレックスのような形状から、観音開きに変更されました。
この世代のサントスガルベには、SM、MM、LMがありましたが、後にXLが追加されています。
XLが追加といっても、LMの個体数は少なく、全体的に男性用が少ない傾向があるといえるでしょう。
とはいうものの、SSに関しての入手難易度はそれほど高くなく、特にXLは程度の良い個体が多い印象があります。
それに対して、なぜかコンビ個体は少なく、XLもLMもコンビとなると中古で売られているのをあまり見かけない傾向があるわけです。
ちなみに、80年代の“角張った”世代に関しては、それと同じぐらいSSがレア。ですから、サントスガルベは、「古い世代ではSSがレア、新しめの世代ではコンビがレア」となるわけです。
そうなると、無いものねだりとなり、よりレアなほうが注目されるといえます。
サントスガルベという存在、それも現行モデルでない世代は、ロレックスのスポーツ系と比べるとマニアックだといえますが、実はそれなりにファンが存在。そういった方々にとって『80世代モデルのSS、それも永久保証付き』などという個体が出たならば「待ってました」とばかりにすぐ売れることだと思います。
この90年代後半世代のコンビに関しては、“80年代SSの永久保証付き”ほどレアなわけではありませんが、それなりにレアだといえるでしょう。
そういったことは、相場にもしっかりと現れており、2018年5月水準と2020年10月水準とでは6万円ほどの変動となっているのです。
カルティエサントスガルベW20058C4の価格比較
時計名 | 状態 | 2018年5月の安値 | 期間 | 2020年10月の安値 | 変動した額 | 残存価額 |
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カルティエ サントスガルベ W20058C4 |
中古 | ¥235,440 | 2年 5ヶ月 |
¥299,998 | 64,558 | 127.42% |